告知や医師の診査なしで加入できる生命保険とは?
いわゆる「無選択型」といわれる保険で、現在「終身保険」と「医療保険」の2種類があります。
通常、生命保険に加入する際には、健康状態などに関する告知または医師による診査が必要ですが、
この保険では告知や医師による診査は必要ありません。
一般的な商品と比べて、次のような違いがあります。
無選択型保険の特徴
【終身保険】
一定期間内(「契約後2年間」など)に疾病により死亡した場合は、
死亡保険金ではなく既に払い込んだ保険料相当額が支払われます。
なお、災害死亡の場合は、加入当初から死亡保険金が支払われます。
会社によって異なりますが、保険料の払込期間を一生涯としている商品が多いようです。
加入できる死亡保険金額は比較的少額ですが、
加入できる年齢を比較的高く設定している会社が多くなっています。
診査・告知を必要とする保険より保険料は割高です。
なお、この保険では医療関係の特約を付加することはできません。
【医療保険】
一定期間内(「契約後90日間」など)に疾病により入院・手術した場合は、
給付金支払いの対象になりません。
また、契約前から発病していた病気などで入院・手術をした場合も支払い
の対象とならないことがあるため、加入の際には給付条件をよく確認することが大切です。
保険期間は5年・10年など定期タイプになっています。
加入できる年齢は30代からなど比較的高いようですが、
一般的な医療保険と比べ1入院の給付限度日数が短いなどの制約もあります。
病名が違っていても、医学上特に関連のある病気が原因の場合は、対象外となります。
保障内容が同じで診査・告知などを必要とする保険よりも、保険料は割高となります。
2011年2月4日